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「思考力の高さが子どもたちの将来を決める」
ーーーそんな時代がやってきます。

教育理念

なぜ子供達に「非認知能力」が必要なのか?

子供達の未来を想像できていますか?
 
「思考力の高さが子どもたちの将来を決める」とタイトルにも書いた言葉の裏には、考える力を鍛えた子どもたちとそうでない子どもたちとの差がはっきり現れる時代が来る、という確信があります。
 
時代は今、約100年に一度訪れてきた産業革命の第4次に突入しようとしています(AIとIotの時代)。とは言っても世間はコロナ、コロナ、コロナであまり実感がないのが事実。そして日本は古い産業時代の体質からなかなか移行できずにいますが、世界は確実に時代の変換期を捉え、着実に準備を行っています。
 
例えば、現在小学校に入学する子どもたちの85%は、いまの時点で存在さえしない職業に就くと推測されています。過去のデータを活用することで、士業の総数自体がかなり少なくなることも予測されています。しかも人生100年時代で2、3回は転職するのが当たり前になるという見方もあります。
 
では、そんな時代を幸せに行きていくために子供達に何を備えさせるべきか?
それはきっとどんな時代が来ても対応でき、自らの力で幸せを手にしていく力。
そこで注目するべきが『非認知能力』という力です。どんな力かというと、「自らの力で生きていく力」、例えば、目標に向かって頑張る力、他人とうまく関わる力、感情をコントロールする力などです。
 
これらはある程度は自然に身についていくので、現状がその子の性格だったり気質だと思い、どうすることもできないと思われがちですが、実際は後天的に伸ばすことができる能力として知られており、世界中にはこの能力をしっかり身につけ、すでに優れた能力を持つ人々が存在します。
 
この数値化できない能力が、主体性・多様性・協働性という形で従来の知識や技能同様、日本でも大学入試で問われるようになります。国語や算数は机の上の勉強で身につくのは想像できますが、主体性・多様性・協働性はいかがでしょうか?ここをしっかり準備させている方は非常に少ないと思われます。
 
大学入試で問われるだけの理由ではなく、その先にある予測不能な未来に備えて子供達にこの「自らの力で生きていく力」を備えさせてはいかがでしょうか。

そのために私たちが行っていること。

非認知能力を育む
 

優れたカリキュラム

 
レッジョエミリアアプローチ

1991年に米国の週刊誌『ニューズウィーク』により、世界で最も先進的な幼児教育における国際的なロールモデルとして評価され、Googleの社員が利用する付属幼稚園やディズニーでも取り入れられているカリキュラム。特徴の1つに「プロジェクト活動」というものがあり、子供達が掘り下げたいことを自分たちで決め探求していく活動があります。他に「ドキュメンテーション」という取り組みがあり、会話や活動の様子をメモ、写真、録音や動画に記録していき、保護者の皆さんと子供達とシェアして広いコミュニケーションが生まれるような仕組みを作っています。

 
 

才能を引き出す

 
言葉を選び、引き出していきます。

環境と同じぐらい重要なのが子供達に対する言葉がけです。「はい、次はこれしますよ」、「これはカエデの木だって」と指示されたり、ただ教えてしまっては子供は考えることをしません。「次はどうしたい?」「何の木かな?」「どうな木かな?」「どうやったらわかるかな?」 など子供たちの興味、考えや言葉を引き出します。共感する言葉、引き出す言葉やリスペクトする言葉を使い分けて、子供たちの持っているポテンシャルを最大限に活用できるようサポートします。

 
 

ペアレンティング

 
みんなで育てます。

子供一人育てるのは実はそんな簡単なことではありません。昔はおじいちゃんとおばあちゃんと同居して、近所の人たちも一緒に育ててきました。一人育てるのにこれぐらいの人数が必要だと言われています。お父さんとお母さん2人でというのは実はとっても大変なことなのです。そこで大切なのが家庭とスクールの「情報共有」、それと「正しい知識」をいれるための「勉強」が必要になってきます。スクールではそのための勉強会も開催しております。

 

でも、百はある。

子どもには 
百とおりある。
子どもには
百のことば
百の手
百の考え
百の考え方
遊び方や話し方
百いつでも百の
聞き方
驚き方、愛し方
歌ったり、理解するのに
百の喜び
発見するのに
百の世界
発明するのに
百の世界
夢見るのに
百の世界がある。
子どもには
百のことばがある
(それからもっともっともっと)
けれど九十九は奪われる。
学校や文化が
頭とからだをバラバラにする。
そして子どもにいう
手を使わずに考えなさい
頭を使わずにやりなさい
話さずに聞きなさい
ふざけずに理解しなさい
愛したり驚いたりは
復活祭とクリスマスだけ。
そして子どもにいう
目の前にある世界を発見しなさい 
そして百のうち
九十九を奪ってしまう。
そして子どもにいう
遊びと仕事
現実と空想
科学と想像
空と大地
道理と夢は
一緒にはならないものだと。

つまり
百なんかないという。
子どもはいう
でも、百はある。

ローリス・マラグッツィ (田辺敬子 訳)